HPVワクチンについてのご案内

今日本人の二人に一人が、がんになる時代です。

日本では特に、若い女性の子宮頸がんが増えています。子宮頸がんは女性特有のがんとしては乳がんについて発症率が高く、特に20-30代のがんでは第1位となっています。毎年約1.1万人の女性が子宮頸がんになり、約2,900人が亡くなり、がんの治療の影響で妊娠できなくなってしまう人が約1,000人います。

子宮頸がんの原因のほとんどが、ヒトパピローマウイルス（HPV）です。HPVは80％以上の女性が生涯で普通に感染するといわれています。性交渉により感染します。感染しても多くの場合は自然に排除されますが、感染の持続により細胞ががん化することが分かっています。

定期予防接種のひとつ、ヒトパピローマウイルスワクチン（特に現在主流の9価ワクチン）は、日本人の子宮頸がんの原因の約90％を防ぐことができます。国際的にはワクチンと定期的な検診により、子宮頸がんは制圧できる病気になったと言われています。

【ワクチン接種対象者】

定期予防接種対象：小学校6年生～高校1年生の女子

キャッチアップ接種対象者：1997年4月2日から2008年4月1日の女性で、子宮頸がんワクチンを計3回接種していない方

HPVワクチンのキャッチアップ接種無料の期限が迫っています。

公費で接種できるのは2025年3月末までなので、公費で接種を完了するには2024年9月までに1回目の接種が必要です。（これは、今年度高校1年生の方も同じです。）

正しい情報を得たうえで接種をご検討ください。

より詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
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